ニンジン
全国各地で栽培されているニンジンは、そのほとんどがオレンジ色の西洋系ニンジンです。
しかし、沖縄県では、黄色で西洋系よりも細く長い東洋系の「島ニンジン」と呼ばれているニンジンも栽培されています。
歴史・特徴
原産地は現在のアフガニスタンで東西に別れて世界各地に伝わりました。
オランダ、イギリス等の西方を伝来しながら改良がおこなわれてきたものを西洋系ニンジンと呼ばれ、主に中国で改良がおこなわれてきたものを東洋系ニンジンと呼ばれています。
日本には、16世紀頃に伝わり、江戸時代までは東洋系が主に栽培されていましたが、栽培の難しさから、序々に西洋系が広まっていきました。
選ぶポイント
切り口は小さく、新鮮なものを選び、赤みが強く表皮にハリ・ツヤがあるものが良いでしょう。
また、首の部分が青いものや、茶色、黒ずんでいるものは避けるようにしましょう。
生産時期
生産時期:2月上旬~4月下旬
主な品種
主な産地
うるま市、糸満市
栄養価・成分表
根菜類の中では圧倒的にカロテンを多く含んでいます。カロテンは、風邪の予防、目の疲れ、美容に良いとされています。皮と呼ばれ、捨てられている部分にもカロテンが多くふくまれていますので、そのまま皮を剥かずに食べたり、炒めもの等に入れて食べたりすると良いでしょう。
ナトリウム:24mg
カリウム:280mg
カルシウム:28mg
カロテン:9,100μg
ビタミンB1:0.05mg
ビタミンB2:0.04mg
食物繊維:227
成分表100g中(科学技術庁資源調査会/編 5訂日本食品標準成分表より)