JAおきなわ女性部は令和3年3月19日、那覇市のJA会館でJA役員との意見交換会を開きました。女性部の宮城園子会長ら理事や参与、顧問11人と、普天間朝重理事長らJA役員11人が出席。「JA運営参画に向けて女性部がよりよい活動をするために」をテーマに県内5地区からまとめた6項目について、活発に意見を交わしました。
女性部は「共同購入の通年販売やAコープの実績を伸長するために、価格と商品に関する話し合いを地区別に開催してほしい」と要望。JAは「日程調整を行い、地区別での開催を行いたい」と応じました。
自動車運転免許の返納などで高齢者に買い物不便が生じている課題に対して、女性部は「JAファーマーズマーケットやAコープが運営する移動購買車などの台数拡大や巡回地域、運行スケジュールを検討してほしい」と要望。JAは「様々な意見を伺いながら柔軟に対応したい。地区別で開催する女性部との意見交換会の中でも、話し合いたい」と応じました。
その他、女性部事務局職員の適正配置や金融窓口の営業時間の延長、離島地区での介護施設の設置、農機具の中古品購入に向けた情報共有―を議論しました。
JAからは、沖縄県産花きの消費拡大や女性目線の金融商品開発のアイデア・要望、部員への組合員加入を呼びかけました。
宮城会長は「コロナ禍の中で活動が制限される中、手づくりマスクの贈呈などできる限りのことに取り組んできた。これからも協同の力を発揮し、地域で輝ける活動に取り組んでいきたい」と抱負を述べました。
普天間理事長は「コロナ禍の時だからこそ、JAの存在意義が示される。女性部のさらなる活躍に期待したい」と話しました。