JAおきなわは9月25日から27日の間、本島内3地区で「みんなの認知症予防ゲーム」教室を開きました。3日間の日程でJA女性部員や地域住民ら114人が参加。講師にNPO法人認知症予防ネットの中村都子副理事を迎え、誰でも気軽に取り組めて、脳の活性化が期待できる約20種類のゲームを学びました。
取り組みは「健康寿命100歳プロジェクト」の取り組みの一環として、各支店を拠点とした介護予防健康づくり活動の実践を進めることが目的。9月27日に南城市のJA玉城支店2階ホールで開いた同教室には、女性部員ら30人が参加しました。中村副理事は認知症予防の効果を上げるためのポイントとして、①相手を褒める言葉や感謝の言葉掛けによる「優しさ」をシャワーのように降り注ぐこと、②「リズム」の取り戻しや「数」への慣れ親しみ、「左右」の意識、「発声」などを通して楽しく脳機能を活性化させること、③大声で笑うことの3点を紹介。「ゲームで失敗しても大丈夫。失敗した方が脳の活性化につながる。笑顔で周りに優しさのシャワーを浴びせよう」と呼び掛けました。
参加者は、全員で輪になり童謡のリズムに合わせて指を動かすもの、隣同士でスキンシップを取るもの、ジャンケンをして、たすきを取り合うものなど多彩なゲームに挑戦し、会場は終始笑顔。参加した同支店女性部員の野村ヒロ子さんは「認知症に関するイベントには初めて参加した。とても楽しく有意義な時間だった。参加できなかった女性部員にもぜひ伝えたい」と成果を喜びました。